韓国ズワイカニの名産地・盈徳(ヨンドク)のカニ味噌あれこれ

7月上旬、韓国水産食品輸出商談会が行われ、各地の特産品がやってきたのですが、そこから気になったものをピックアップしています。前回の記事:これから注目の韓国地方の特産物~in 韓国水産食品輸出商談会

今回はカニ(게、ケ)、そのカニのなかでも今回の特産物は「ズワイガニ」。韓国語では대게(テゲ)といいます。このカニは日本海側で獲れるもので、日本でも福井県の「越前ガニ」、鳥取県の「松葉ガニ」は有名ですが、これはすべてズワイガニ。

海はつながっていますから、韓国でも日本海(東海)側で獲れるわけですが、とくに有名な地域が「盈徳(영덕、ヨンドッ)といわれる地域です。

その盈徳の組合が商談会に持ち込んできたものが、カニ味噌(게딱지장)やカニの身の缶詰、カニ醤油でした。こういった商品は日本にもあります。

[カニ味噌・カニの身の缶詰め・カニ醤油]

約5年前、韓国で盈徳のズワイガニ祭りに出かけた時、分量ともにおそらく同じと思われる類似品を3缶10,000ウォンで購入した記憶があります。

実際はカニもピンキリなので、調べてみると価格はいろいろあるようですが、「カニの身90gで8,000ウォン(約800円)」とかそういった商品も出てくるので、やはり韓国産のブランドはそれなりの値段がします。

●カニ缶をどうやって使うか?
私はその当時、韓国でひとりで住んでおり、このカニ缶をご飯に混ぜてビビンバにして食べてみたのですが、あまりピンとこなかったため、当時ブログにも書かずに終わってしまった記憶があります。

しかし今回の商談会では実際の調理例まで示されていて、試食ができる商品もあったのでわかりやすかったのです。

最初の写真で小さなボトルに入ったカニ醤油は「そうめんのカニ醤油和え」に、カニ味噌はフランスパンに軽く載せて「カナッペ」に、そして「カニチーズ」。美味しいと周囲でも評判だったのは、カニ味噌をスパゲッティに混ぜたものでした。

こうやって調理例がわかると「ちょっと買ってみようかな」という気にもなります。

●特産物のカニはコンビニフードにも
先日、韓国に出かけたときには、ズワイガニの「カニ味噌(게딱지장)」を使ったおにぎりを見かけました。

[GS25 紅ズワイガニの味噌(붉은 대게딱지장)]

輸出商談会で見たカニ缶とつながったのですが、このように韓国の東海岸(日本海側)で獲れたと思われる国産のカニ味噌を使ったおにぎりは、他のコンビニからも出ており、おにぎり以外の商品もあるようです。参考:韓国のコンビニのおにぎりに高級感!?~紅ズワイガニのカニ味噌が登場

韓国内ではこのようにカニをはじめとして、各地の特産品が商品化されており、関心のある人は「これも特産物だ」と気づく人は気づくことでしょう。

さて今後、こういった商品が日本に入ってきたときはどうでしょう?日本にも類似商品があるなかで、「私たち日本の消費者があえて韓国・盈徳産のカニを選ぶ理由はあるか?」ということ。

それを言ったらK-FISHのサポーターズ失格、とお叱りをうけるかもしれませんが、まずは韓国に興味がある方、韓国に在住の方には、「韓国でズワイガニ(대게)」といえば、東海岸の盈徳(영덕)あたりが有名」ということを覚えておいて頂くだけでもとりあえずはよいのではないか、と思います。

吉村剛史(トム・ハングル)

投稿者: 吉村剛史(トム・ハングル)

1986年生まれ。ライター・メディア制作。大学時代から韓国にハマり、20代で韓国100市郡・江原道全18市郡踏破。1年8か月のソウル滞在経験があり、2021年1月に『ソウル25区=東京23区』を出版。新大久保の記事は「散歩の達人」2018年2月号 コリアンタウン特集、「新大久保コリアンタウン70年史」(海外ZINE)他 。プロフィール詳細 ホームページ Twitter:@tomhangeul