ナクチポックム・オジンオポックム(紋甲イカ・手長タコ炒め)の冷凍食品を家庭で手軽に~韓国水産物(K・FISH)料理教室より

最近韓国からの輸入水産食品でタコ炒めのナクチポックム(낙지볶음)、「イカゲーム」で話題のイカを使った料理のイカ炒め、オジンオポックム(오징어볶음)が入ってきました。

韓国語では”낙지(ナクチ)”はテナガダコ、”오징어(オジンオ)”はイカですが、この商品は”갑오징어(カボジンオ)”という紋甲イカを使っています。※この記事での表記は便宜上「オジンオポックム」とします。

この商品はすでに味付けされており、家で炒めるだけで食べられる半調理された冷凍食品です。

2021年11月某日、趙善玉料理研究院にてK・FISH料理教室としてこの商品のプロモーションイベントが開かれたので、お伝えします。これは参加者が料理を作るものではなく、趙善玉院長の実演による料理教室です。

この「ナクチポックム」と「オジンオポックム」の商品はパックから出して炒めるだけなので、誰でも簡単に調理することができ、そのままでも美味しく頂くことができます。

もちろんイカやタコの食感、韓国料理の味わい、美味しさは十分に感じられますが、ここでは料理教室ということで少しアレンジを加えています。

またこれは一般的な話ですが、このような半調理済の食品には化学調味料が含まれています。実演した趙院長によると、化学調味料や添加物に敏感な方は、韓国でよく料理に使われる梅エキスや魚醤などを使ってお好みに味を調えてもよいと話します。

今回実演されたK・FISH料理教室のレシピでは、イカ炒めもタコ炒めも「エリンギやシメジなどを入れて炒め、最後にごま油をふりかけて混ぜる」という旨の記述がありますが、野菜は家にあるものを入れればよいとのこと。ここでは水菜やネギを入れています。

韓国ではイカ炒めやタコ炒めを食べるときにはごはんを混ぜて食べたり、素麺と一緒に食べたりもしますが、鍋に餅を入れてしまえば海鮮トッポッキともいえます。

鍋にお餅を入れてグツグツ煮ているのがこちら。

炒めればそのまま召し上がってもよい食品なので、それぞれお好みに合わせて味付け、トッピングを加えてみてください。

そして出来上がった料理をお皿に盛りつけますが、盛り付ける器によってはレストランのように見せることもできます。下の写真がタコ炒めのナクチポックム。

そしてイカ炒めのオジンオポックム。これらはパックから出し、少量の野菜を加えてそのまま炒めたものです。そして次はアレンジして餅を加えたもの。

中央には炒めたお餅を入れたタコ炒め(ナクチポックム)、まわりには茹でた素麺が添えられていて、それぞれお皿に取った後に混ぜて食べます。梅エキスを加えているため、スパイシーな中にもほどよい甘味が感じられます。

こちらがイカ炒め(オジンオポックム)にお餅を入れたもの。こちらにはトッポッキでもお馴染みの細長い餅が入っており、見た目はトッポッキそのものです。イカ入りの海鮮トッポッキともいえるでしょう。

調理のときには梅エキスや魚醤を加えているため、口にすると甘みやコクが出た仕上がりになりました。

このようにイカやタコが韓国で味付け加工された、オジンオポックムとナクチポックム。炒めるだけの手軽さで、忙しくても誰でも簡単に韓国の味が楽しめます。

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このような商品は少し味を変えてみたり、トッピングをしたりする楽しみもあります。ネットショップや韓国系スーパーで販売されていますので見かけたら手に取ってみてください。(※値段はお店により異なり、ネット販売の場合はクール便扱の商品となります)

吉村剛史(トム・ハングル)

投稿者: 吉村剛史(トム・ハングル)

1986年生まれ。ライター・メディア制作。大学時代から韓国にハマり、20代で韓国100市郡・江原道全18市郡踏破。1年8か月のソウル滞在経験があり、2021年1月に『ソウル25区=東京23区』を出版。新大久保の記事は「散歩の達人」2018年2月号 コリアンタウン特集、「新大久保コリアンタウン70年史」(海外ZINE)他 。プロフィール詳細 ホームページ Twitter:@tomhangeul