これから注目の韓国地方の特産物~in 韓国水産食品輸出商談会

7月4日に東京・池袋で韓国水産食品の輸出商談会がありました。韓国各地からやってきた16の業者と、バイヤー、飲食業の人たちの会で、試食も含めて行われました。

先日、私が韓国水産食品(K-FISH)の広報サポーターになったことをお伝えしました。とはいえ、「なんでもかんでも韓国水産食品を推す」という姿勢ではないことを最初にお伝えしておきます。

ポリシーとしては、これまで私が観光の地方を題材に扱ってきたことから、気になる特産物であるとか「これは買ってみても良いかも」「普段の食事に取り入れてみてもいいかな」と思えるものを中心にピックアップしていきます。

なかでも今回の商談会で気になったものはコレ。

●済州島のサザエ&ひじきご飯
試食をしたなかで「これは美味しい」と思ったのが、プルソラ(뿔소라)という済州島産のサザエで、殻の表面ににとげのあるのが特徴。そのサザエが入ったご飯、「プルソラパプ(뿔소라밥)」。サザエのほどよい歯ごたえ、そして風味が豊かでした。

もう一種類がひじき(톳、トッ)が入った雑穀ご飯「トッチャプコッパプ(톳잡곡밥)」。ちなみにサザエのご飯にもひじきが入っているようでした。

韓国では前者が1パック4,300ウォン、後者が3,800ウォンと聞いているので、贈答用、お土産用というところでしょうか。現在は韓国の宿泊施設や済州島で販売しているそうです。

●釜山の老舗・サンジンオムク(삼진어묵)
釜山おでんの老舗といえば、サンジンオムク。魚の練り物がオムク(어묵)といいますが、こういうものを「おでん(오뎅)」ともいいます。

釜山へのリピーターの方はご存知の方も多いと思いますが、1957年創業の老舗で、釜山駅の駅ナカにも店舗があり、練り物をあげたオムクコロッケなどが売られています。オムク体験・歴史館も運営しているあのお店です。

福岡にも期間限定でオープンした、との報道がありましたが、韓国地方ファンとしては釜山オデンが流行ったらちょっと面白いかも。

●統営産の牡蠣を使った、おつまみに最適な「かき天」
すでに日本語パッケージになっていたのは、「かき天」。こちらはお酒のおつまみ用のスナックです。牡蠣の産地として有名な、慶尚南道・統営の牡蠣を55%使っているとのこと。サクッと揚がり、ほのかな苦みと牡蠣の風味。

ビールのおつまみとしてそのまま食べてもよいですし、サラダに載せたりする食べ方も想定しているそう。欲をいうともう少し牡蠣らしいほうが私は好きですが。

日本では1つ300円前後で販売される予定で、もうすでに都内にある一部スーパーで販売されることが決まっているらしく、見つけたらお手に取ってみてもよいかも。

●コッチョッカル(꽃젓갈)
こちらは「コッチョッカル(꽃젓갈)」というあらゆる料理に入れて使えるエキス。東海岸の浦項(ポハン)市の特産品のひとつとして売り出し中の商品です。

直訳すると「花塩辛」なのですが、サンマやイワシ、カニなどの素材と、天然塩を使っており、それもすべて韓国産。


[写真右上の3本のビンが製品、韓国料理以外にも軽く入れて使えます]

原材料を2年、さらに塩辛を2年熟成させて、合計4年かけて作ったという、天然の調味料です。韓国料理以外にも入れて使えます。


[韓国料理研究家の趙善玉先生とコッチョッカルのイ・ソンジャ代表]

天然の調味料であり、年月をかけて作っているため高級食材の位置づけにはなりますが、化学調味料を使わないことにこだわっている方には相性のよいエキスなので今後ご注目を。

お問い合わせはそれぞれの業者の方、韓国水協の東京輸出センター、または私宛にご連絡いただいても構いません。メールフォームへご連絡ください。

吉村剛史(トム・ハングル)

投稿者: 吉村剛史(トム・ハングル)

1986年生まれ。20代のうちに韓国100市郡・江原道全18市郡踏破。1年8か月のソウル滞在経験がある。2012年に韓国文化誌『スッカラ』でライターデビュー。同年韓国の新聞・中央日報にも掲載。「海外ZINE(トラベロコ)」に連続寄稿中。新大久保の取材では「散歩の達人」2018年2月号 コリアンタウン特集、「新大久保コリアンタウン70年史」(海外ZINE)他 。プロフィール詳細 ホームページ Twitter:@tomhangeul