韓国語で牡蠣は「굴(クル)」。韓国で牡蠣といって最も有名な場所は、韓国南海岸の統営(통영、トンヨン)です。その統営をはじめとする南海岸や、そして西海岸が主産地です。今回は牡蠣を使った韓国産のカキの燻製をご紹介したいと思います。
●牡蠣のアヒージョ味
先日「やまや」というディスカウント酒店に出かけたところ、牡蠣の缶詰がありました。ふと原産地を見たところ、大韓民国と書かれており、試しにひとつ購入してみることにしました。味は何種類かありましたが、パッケージにつられて手に取ったのは「牡蠣のアヒージョ」です。
パッケージの裏面には「くん製かき」と書かれているので、品目としてはこの次に紹介する商品とも同じです。
これを家でお酒とともに食してみました。缶を開けてみると牡蠣とともにマッシュルームが入っています。体に良いとされるオリーブオイル、そしてニンニクが含まれています。牡蠣自体も決して苦味があったりはせず、ゴロっと入っており贅沢な食感です。
近年では韓国でワインの需要が高まっており、ワインに合うおつまみとして「アヒージョ」も人気があるようです。アヒージョはスペインの料理ですが、ニンニクが含まれており、韓国人の口にも合うということも理由ではないでしょうか。
●牡蠣の燻製
そしてこちらもまた牡蠣の燻製です。これは筆者が買ったものではなく頂き物なのですが、パッケージに「SMOKED OYSTERS」と書かれています。滋賀県長浜市の株式会社カネイ岡が輸入しています。下の写真はピリ辛味です。
缶を開けてみるとこちらには植物油が含まれているといい、口にしてみても油ながらもあっさりとした印象です。こちらはピリ辛ですが、他にもオリーブオイルを使用したアヒージョ味などがあります。
この商品もまたパッケージを見ても韓国色が全くありませんが、やはり裏には「原産地:大韓民国」と書かれています。
パッケージだけでは韓国のどこの会社ということまでは確実に読み取ることはできませんでしたが、韓国地方マニアとして詳しく調べてみると、いずれも南海岸沿いにある水産会社だということがわかりました。
値段はお店によっても異なりますが、いずれも250円前後(インターネット販売で送料込みの場合、3個セットで1000円)と考えておくとよいでしょう。先に紹介したアヒージョはイオン系列の店舗、下のスモーク牡蠣はインターネットで購入ができます。
スモーク牡蠣はバリエーションが豊富。アヒージョ味、オードブル味、ピリ辛味、味噌煮味があります。インターネットでの購入:Amazon、Qoo10、
楽天市場
これらはおつまみとして晩酌とともにいただくのもよいですし、ワインをプレゼントするときに添えてあげるのもよいでしょう。筆者もひとつ購入してプレゼントしたりしてみました。父の日、母の日シーズンのプレゼントにおまけとして考えてみてはいかがでしょうか。