2019年11月、東京・新橋のとっとり・おかやま新橋館にて、韓国・江原道物産展が開催されました。この催しは江原道―鳥取県交流25周年によるものです。
鳥取・境港からはロシア・ウラジオストックと韓国・東海市を結ぶクルーズフェリーが出ていたりもするのですが、日本海を挟み、距離的にも近いだけあって、交流が盛んです。
●えごま油(ごま油)
近年「飲む油」として注目が高いものがえごま油ですが、韓国語では”들기름(トゥルギルム)”といいます。
最近はえごま油が動脈硬化にもよいとして健康食品として注目されていますが、NHKの「ガッテン」によれば、日本人にはオメガ3脂肪酸が不足する傾向にあり、それらはアマニ油やえごま油に含まれているとのことです。
また「オメガ3は近年、中性脂肪の合成を抑える効果や、代謝を上げる効果も期待できると研究が進んでいる」としており、ダイエット効果も示唆されています。スプーン1杯でカラダが激変!?食べるアブラの新常識(NHK ガッテン)
販売されていたものは、江原道・太白(태백、テベク)の低温圧搾のえごま油(ごま油もありました)。
油は油なのですが舐めてみても、ねっとりとした感じやクセもなく、そのまますんなり受け入れられる印象です。そこで一本購入してみました。
会場では1本あたり120mlで1300円という価格。やはり今では韓国産だとこのくらいの価格にはなるのですが、購入の方法によっては、韓国でももっと高く販売されている気がします。
この商品自体は今のところネットでは販売されていないようです。入ってくるのを待ってみましょう。
●フリーズドライのスープ
試食してみて気に入った商品はコレでした。これには特産品という印象は全くないのですが、おそらく江原道の工場で作られているものだと思います。フリーズドライの韓国スープです。
ここで販売されていたのはユッケジャン(牛肉や野菜を辛く煮込んだスープ)とコムタンミヨックッ(牛わかめスープ)でしたが、プゴクッ(干したらスープ)もあるようです。
試食してみましたが、とにかくコクがあって美味しいんです。私はコムタンミヨックッがおすすめ。しっかり味が出た牛肉のスープにわかめがたっぷり入っています。
他の商品も試食しましたが、これは迷わず購入しました。熱湯を150ml入れて飲むため、比較的少量しかとれませんが、それでもスープの味自体はお店で食べているようです。
パッケージにはおにぎりの絵柄が書かれていますが、辛くないコムタンミヨックツや、プゴクッは朝食にもよいですし、外出先に持っていってお弁当とともにスープを飲んでもよいですね
写真はユッケジャンですが、このように湯飲みに入れるとちょうどよい分量です。ゼンマイやネギもしっかり入っています。
というわけで、これはおすすめ。一部の韓国食材店でも販売しているようですが、楽天市場やQoo10でも購入できます。1箱5袋入り、物産展では1箱500円で売られていましたが、ネット販売では送料を除けば少し安く買えます。
楽天市場⇒[m&n]★韓国フリーズドライ 1食(8g)x5袋 コムタンミヨックッ
Qoo10⇒[mn]15食分 韓国フリーズドライ3種セット /プゴックッ/コムタンミヨックッ/ユッケジャン/
●甘露茶(감로차・カムノチャ)
こちらはアジサイの甘茶、甘露茶。無糖なのにも関わらず、天然の甘みがあるお茶で、なんと砂糖の1000倍の甘さ。
茶葉は韓国のお酒に甘味料としても使われているとのことで、機会があれば、いちど飲んでみて頂きたいと思うほどです。パッケージもパステルカラーで洗練されたデザインになっており、思わず手に取ってみたくなります。
こちらもまたネット通販などで購入することができますが、贈答用のものは韓国・ロッテ百貨店でも販売している、とのこと。「甘露茶」について詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。⇒無糖なのに驚くべき甘さの甘露茶(カムロチャ)~700mの高地で栽培したアジサイのお茶
[江原道の写真]
会場には江原道の写真が飾られていましたが、左は海水のにがりを使った江陵・草堂スンドゥブ、中央が江陵端午祭、右が日の出の名所・正東津レールバイクです。
江原道(カンウォンド)は韓国のなかで観光地として、非常に人気が高いエリア。地形を生かしたレジャーを楽しむことができ、空気がきれいな場所です。そんな江原道という地域をイメージしながら、こうした食品を味わってみれば、よりおいしく感じられることでしょう。