保谷駅南口は練馬区との境界線

保谷駅南口、ここは西東京市と練馬区との境界である。北多摩エリアに住む人から見れば、23区への入口だ。保谷駅南口から練馬区方面へ向かうバスがあるのだが、それは練馬区のコミュニティバス「みどりバス」である。保谷駅自体は西東京市東町だが、駅前から他の自治体のバスが出ている形である。


[保谷駅南口の通り(2020年3月撮影)]

西東京市東町であれ、練馬区南大泉であれ、東京都内なので特に何が変わるわけでもなく、この通りではほぼ同じ景色が続く。これが都県境ならば、もう少し目に見えた違いが出てくることがある。

駅前のこの道は片側一車線道路で比較的狭い道だ。低層の雑居ビルには食堂や居酒屋、不動産会社など様々な店が入っていて、密集しながら営業をしている。ゆったりした駅前よりも、帰り際に一杯飲みたくなってしまうのは気のせいだろうか。

しかしこれをソウルに例えるのは難しい。なぜならソウルの周りは山で囲まれていることもあり、境界間際の場所はかなり辺鄙な場所になることも多いからだ。東京の場合、都会から郊外への入口エリアでも(練馬区も郊外といえなくはないが)意外と栄えている印象だ。