1年じゅう白菜が収穫できる江原道から日本にも届くキムチ~東江(東川)キムチ

江原道・寧越(영월、ヨンウォル)、太白山脈に囲まれた地域であり、人口は4万人に満たない郡です。驚きなのは1㎢あたりの人口密度はなんと35人!数字だけみるとかなりの過疎地域なのですが、その過半数は盆地となっている寧越の中心部、寧越邑に暮らしています。

寧越邑のあたりではソウルを流れる漢江の上流にあたる、東江(동강、トンガン)と西江(서강、ソガン)という川が合流するのですが、その川の名前を冠したキムチが東江キムチです。


東江キムチを販売する大家(대가、デガ)食品のホームページによれば、寧越、平昌あたりの白菜は6月~10月に出荷されるとのことです。まさに寒冷地野菜として夏に栽培されているもの。


実際に8月末ごろに江陵・平昌あたりをバスで通ったところ、キャベツや白菜の収穫が行われている光景を目にしました。 江原道では一年を通して白菜の栽培がおこなわれている、という話も聞きました。

江原道という水も空気も綺麗な「清浄地域」で栽培された白菜で作るキムチということもひとつのウリだと言えます。

下の写真はデガ食品の工場・事務所の外観です。同社は1998年に設立されています。 2017年9月に国際的な基準であるiso22000の認証を得ています。

同社で試食用に出して頂いたキムチは、白菜キムチ のほか、チョンガク大根のキムチ、ヨルムキムチ、荏胡麻の葉のキムチ(なのですが、口にしてみると、塩辛の味がよく出ていました。

東江キムチはすでに日本にも輸入されており、インターネット販売も行われています。まとめ買いするとお値段も手頃なので、このような江原道のキムチも是非一度召し上がってみてください。

取材協力:江原道日本本部、デガ食品(대가식품)

吉村剛史(トム・ハングル)

投稿者: 吉村剛史(トム・ハングル)

1986年生まれ。20代のうちに韓国100市郡・江原道全18市郡踏破。1年8か月のソウル滞在経験がある。2012年に韓国文化誌『スッカラ』でライターデビュー。同年韓国の新聞・中央日報にも掲載。「海外ZINE(トラベロコ)」に連続寄稿中。新大久保の取材では「散歩の達人」2018年2月号 コリアンタウン特集、「新大久保コリアンタウン70年史」(海外ZINE)他 。プロフィール詳細 ホームページ Twitter:@tomhangeul